先日、友人のお墓づくりのお手伝いをさせていただきました。
実は家庭内のことをある先生にご相談に行った時に、
「お墓を直されたらいかがですか」
と指導されたことがきっかけだったそうです。
その先生曰く、
「工事前21日間と完成後21日間毎日お墓参りをしなさい」
とのこと。
これを言われて奥さんは、
「毎日お墓まりをして、何を念じたら良いのでしょう」
と質問されたそうです。
そしたら・・・
「愚痴言うちゃったらええねん」(←思いっきり丹波弁です)
嫌なことを人に言ったら「愚痴」になるけど、
仏さんは黙って聞いて下さいます。
だからいくら言っても「愚痴」にならんから・・・(←らしいです)
それからこの奥様、毎日お墓参りをされたそうです。
そして21日間お墓参りをされる中で、
「この家に嫁いで来て、やっと家族の一員になれた」
と感じられたそうです。
私、この話を聞いて感動しました。
確かにお墓には色んな意味があると思っていましたが、
こんな通過儀礼もあるのだなと改めて感じました。
近年では、先祖代々のお墓が主流になり、
「次の代の息子は何もしなくていい」
なんてことになっています。
ちなみに、この21日参りはこのあたりではたまに見受けられます。
お祭りの形がどうであれ、こういった経験は是非してほしいものですね。