yoshidumi
本店の義積です。
弊社では、お位牌を販売しております。
お位牌は様々な種類がありますが、
共通する点では葬儀が終わり49日に、
白木のお位牌から本位牌(塗位牌)にします。
お位牌がないお宅であれば新しいお位牌を購入されます。
御夫婦でお一人が既にお亡くなりになられている場合は、
追加彫刻として空けてあるスペースに彫刻します。
お位牌を彫刻する必要なものは
①戒名(法名) ②没年月日 ③俗名 ④お亡くなりになられた年齢
などがあります。
仏壇に他のお位牌がある時は、
そのお位牌を参考にする場合が多いです。
さて、このお位牌を彫刻する機械が弊社にあります。
名前は「ロダン」というしゃれた名前が付いています。(笑)
私はこのロダン君を使いお位牌を彫刻していきます。
↑↑これで彫刻していきます。
パソコンにお位牌のサイズや彫刻内容、位置などを入力し、
字の間違いがないかチェックをしたら
ボタンを押せば、後はロダン君が一生懸命彫刻してくれます。
彫りの深さは私の判断で少しづつ彫り進めます。
小さな字は特に注意します。
深く彫り過ぎると彫刻してできる溝の部分が太くなり
彫刻しなくてよい部分が無くなる場合があります。
彫刻するごとに表面を見てまだ彫刻するか判断します。
また、金箔が表面に施されたものも注意が必要です。
まれに金箔がはがれてしまう事があります。
そのような場合は、ロダン君の彫刻する針の回転数を下げます。
位牌により少しずつ彫りの深さなどを調整しながら
最適なものをできるように行っています。
彫り終わると指定された色を入れていきます。
塗りムラや、塗り残しがないように
ルーペを使い私の細い目を更に細めて入念にチェックして完成です!
余談ですが、私は先月に父を亡くし
両親の位牌に父の名前を刻みます。
まさか自分の親の位牌を彫刻するとはおもいませんでした。
きっと父も喜んでくれると思います。
お位牌は普段目にする機会が多い
故人を拝む対象の一つですね。
皆様の大切なお位牌を心を込めて彫刻致します。