森田 茂樹
昨日は、姫路にあります「兵庫県立ものづくり体験館」で中学生対象のものづくり体験学習の講師として出席しました。
私は材加工の指導で、兵庫県石工技能士会のメンバーとして派遣されました。他にも表具・大工・洋裁・金物・革細工などがあり、20名前後で班分けがされて体験をします。
改めて考えると、石を加工するなんて日曜大工でもしないので、ほとんどの人は経験されることのない職種だと思いました。
先ずは、石の割り方を一人一人体験。
「コヤスケ」と「石とう」という道具を使ってやります。割れると「うぉー」と歓声があがり、とても盛り上がります。
次は、大理石に「文字やイラスト」などを描き、それをノミと金槌を使って彫ります。
本来ならサンドブラストという機械で彫るのですが、機械が持ち込めないため、昔ながらの手彫り手法で彫ります。
プロの石工さんでもかなりの熟練を要しますので、その場で覚えてもなかなか仕上がりの良いものは出来ませんが、それでも皆が作った作品は、ひとりひとりの思い出の品になったと思います。将来、石に携わる子が生まれるかな?