上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。
篠山市宇土にある伊能忠敬測量の道に石のベンチ作りました。
伊能忠敬は江戸時代後期の測量家で日本全国を徒歩で測量し、
17年かけて『大日本沿海輿地全図』を完成させ、
日本史上初めて国土の正確な姿を明らかにした偉人です。今から203年前に第八次測量で篠山を訪れていました。このとき既に70歳でした。
左の標柱にはこう記されています。
文化十一年(一八一四)二月六日昨夜雨、此日曇
伊能忠敬測量隊十名は、笹山城下から百三十一人の
労役村民を従えて、渡瀬を渡り、東吹村、城山の西裾を
通り、宇土村に入る。槇ヶ峰の北裾に沿って杉村を測り、
一昨日四日に北野新村から測量して打ち込んだ大沢村の
大阪・笹山街道の分岐点 山 印杭につなげる。
測量は、毎日百三十一人がその役に当たり、岩崎組では、
六日は五十一人、七日は三十人が出役している。
地元の方は馴染みの地名もあると思います。
今から203年前の1814年2月6日のお天気は、今日の様な快晴ではなく曇り空だった様子
ここ篠山でも一年で一番寒いこの時期に、後の日本のため、私たちのために測量していたのかと
思うと、熱いものが込み上げてひとりでウルッと来てました。
ここ篠山でも一年で一番寒いこの時期に、後の日本のため、私たちのために測量していたのかと
思うと、熱いものが込み上げてひとりでウルッと来てました。
このすぐ右側に農道が通っていてこの道の先に見えるのは、
高城山、
この山の頂上にお城(八上城)がありました(1579年落城)。
高城山、
この山の頂上にお城(八上城)がありました(1579年落城)。
伊能忠敬がこの地を測量した235年前まではお城はあったようです。
弊社は右側に設置している薄茶色の石のベンチを施工しました。
廻りの風景とマッチしていると思いませんか?
高さもちょうどいい具合です。
もう少し暖かくなる頃、ここに座って古(いにしえ)の思いに浸ってみませんか。