浄土真宗の上置仏壇

2017年06月18日 08:00

yoshida
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滝野店の吉田です。

最近は、住宅事情も多様化してきて、上置きタイプのお仏壇を購入されるお客様が増えてまいりました。この度、納入させていただくのは、浄土真宗(大谷派・東)のお客様で、塗りのモダンタイプの上置仏壇です。ご本尊様は立阿弥陀様の掛軸で、利休型の三具足と華鋲、仏器にてお祀りいたします。
このお仏壇の特徴としては、扉の内側に桜の花の蒔絵が施されています。蒔絵とは、漆工芸の加飾の一つで、漆やカシューで文様を描き乾かないうちに金属粉(金・銀・銅)や顔料の粉(色粉)を蒔いて固着させて造形する技法です。
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この蒔絵は、顔料の粉(色粉)と一部の花びらの縁に銀粉が使用されております。最近では、このような蒔絵が施されたお位牌や香炉や仏器台などがあります。また蒔絵は、切金(細長く切った金・銀の箔を用いて繊細な文様を描く)や螺鈿(貝殻を文様に切り張付けたもの)と併用して装飾されることも多くあります。またの機会にご紹介させていただきます。

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