森田 茂樹
今年の4月から3年間のお約束で研修生(当社では丁稚と読んでいます)がやって来ました。
彼は岐阜県出身、創業135年の老舗石材店の息子です。
私も若かりし頃、父に「他所(よそ)の飯を食ってこい」と言われ、愛知県岡崎市の石材メーカーに四年間研修生として住込みで修行をさせてもらいました。
実は彼のお父さんとは、この修業時代に通っていた夜間の職業訓練校(石材科)で同じクラスメートだったのです。とはいうもののお互いに顔を知っている程度でした。人のご縁ってどこで繋がっているかわかりませんね!
さて、彼にとっては初めての夏場になりました。本当にこの時期は一番辛くてキツイ期間です。私もこの時期は、何度となく石屋の息子に生まれたことを憎みました。
しかし、彼は私と違って大変真面目です。辛抱もいいですね!この暑さで夕方にはフラフラになるのですが、帰ってきてから文字彫りの練習をしています。
あまり無理をしない様に。でも、12月にはたくさんの神社玉垣の彫刻があるので、それまでには彫れるようになれよ!