3年前に『手のひらの宇宙No3』という本の中で「お墓と職人」のテーマで数ページの執筆をいたしました。
その時お世話になった、あうん社の平野さんが復刻版で「シャープを創った男・早川徳次伝」を出版されました。
ぜひ社長にも読んでいただきたいとのことでしたので、早速購入して拝読いたしました。
シャープの早川徳次といえば、シャープペンシルを発明した人というぐらいは知っていましたが、断片的な知識しかありませんでした。ですから、何気な~く読み始めました。
さて、そんなふうに考えておりましたが、読みかけると止まらなくなり、なんと途中では涙を流しながら読みました。
実は、私、本を読むのはあまり得意な方ではありません。そんな私が止まらなくなるほど夢中に読んでしまいました。
明治の後半から大正~昭和と激動の時代を生き抜いてこられ、生きるために試行錯誤した様やアイデアを具体化する力、そして現実化する推進力、そのパワーは信じられない程です。
この時代といえば、森田石材店の創業者である祖父の森田藤四郎と重なります。
祖父も小学校を4年までだけ行き、その後は丁稚奉公で苦労をしていたと聞きました。
今の私たちからは比べ物にならないくらいの苦労をしていたのだなと、この本を読んでしみじみ思いました。
何か、読書感想文みたいになってしまいましたが、ちょっと感動してしまっているこの状況を書きました。
感動と学びの部分は山ほどあります。ただ、凄すぎてため息が出るほどです。まさに仕事に打ち込む神様のようです。
みなさまも機会があればお読みください。