中道 祥貴
本店の中道です。
私たち営業は お客様のお宅へ度々訪問させて頂く事があります。見積もりのご依頼の時から 図面・見積もり等 商談の時、彫刻等の打ち合わせなど 幾度かお邪魔させて頂きます。
このお客様もその中のお一人です。この方のお宅へ訪問する度にいつも気になっている事がありました。それは、玄関にかけてある大きな掛け軸です。高さ(長さ)は優に1800mmはあると思います。その掛け軸に書かれているのは、隷書体(れいしょたい)の沢山の文字。何と書いてあるのかは分かりませんが私の好きな書体の一つだったので、すごく気になっていました。
ある時、彫刻の打ち合わせをしている時に思い切って伺ってみました。すると以前、書道の先生をされていて、 これは私が書いた書ですとおっしゃいました。その時私は(なるほど) と思う事がありました。
打ち合わせをする度に大きな紙を用意されて、走り書きをサッ サッとされるからです。それにしてもすごく良く書いておられ感動しました。そこで 一つ提案致しました。せっかくこのような腕を持っておられるのですから墓石の正面の文字を書かれてはいかがですかと。少しためらっておられましたが、それならとご返事頂きました。
早速、石塔のサイズの紙をご用意して隷書体で書いて頂きました。石塔の正面の文字 『◯◯家累代之墓』 と 五輪塔の 正面 『倶会一処』の文字を書いて頂きました。
とても良い お墓作りをさせて頂きました。腕に自信のある方 もない方も、挑戦してされてみてはいかがですか?