森田 茂樹
前回、台風で倒れた鳥居の修繕をご紹介しましたが、その鳥居を設置しました。
この鳥居は「明神鳥居(八幡鳥居)」と言います。全国的にもこの形が一番多く目にします。
鳥居の施工で一番難しいところは、左右の柱の転け(傾き)です。柱の転けと笠の大きさが絶妙に計算されたバランスになっています。
見た目は不安定な感じですが、実際施工をしてみると簡単には転けない重量バランスを感じます。
217年もの間、この住吉神社の「神域と人間が住む俗界」を区画する門(鳥居)が再び立ち上がりました。
これからも100年200年と元気で建っていることを願います。