森田 茂樹
先日NHKを見ていたら「ニッポンに蒸気機関車が走った日」が再放送をしていました。
子供の頃は鉄道ファン(少しだけ)でしたので、興味深く見ていました。新橋から横浜までの線路工事を聞いてビックリ、山の手線の外側は海だったのですね。
このイラストの様に当時海だった場所に線路を敷いたそうです。
その理由は、品川周辺に鉄道建設反対であった薩摩藩(西郷隆盛)の屋敷があり、そこに線路を敷くことは不可能と判断し海沿いに作ったそうです。
私が感銘したのは、線路の左右の石積みです。明治3年から明治5年の2年間で工事を考えた場合、あらゆるところで納期短縮を考えたと思います。
その一つが、石積み工事です。強度の強い(谷積み)を海側に、強度は落ちるが工期短縮が図れる布積みを陸側に採用している。
これは手抜きじゃなくあらゆる状況の中で、最善の方法(工法)で用いている。
石積みを見られる際は、参考にして下さい。