滝野店の中村です。
以前にも「嫁いだ娘が継ぐ場合のお墓の正面文字」ということでご紹介したことがありますが、今回のお客様も同様ケースでリフォーム工事をご依頼いただきました。
元々は下の写真のように「◯◯家之墓」と刻まれていました。
「◯◯家」というのは施主様の奥様のご実家の姓ですが、現在は絶えてしまい、しかも奥様もお亡くなりになりました。
施主様のご要望は
①奥様のご遺骨は生前中の希望もあり生まれ育った土地のお墓に納めてあげたい
②自分たちもこのお墓を使っていきたい(継承していきたい)
ということでした。
そこで、こちらからのご提案としましては、ご親戚やご住職のご理解が得られた上で、竿石(墓石の◯◯家之墓と彫刻したある部分)を新調することでした。
◯◯家の部分はご主人の姓にするのではなく、奥様方のご親族も入っておられるので「先祖代々之墓」と彫刻しました。
また既存の竿石には亡くなられた方の戒名や命日が彫刻されていましたので。
新たに霊標を設置して両面にそれぞれのご家族の戒名を彫刻致しました。
また既存の墓石はやや傾いておりましたので、もう一度据え直し、地蔵も新設致しました。
最近のお墓の継承方法は多岐にわたっています。「うちは娘しかいないから」と諦めないでください。