上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。
庭に山灯籠を据付ました。灯籠は石の文化の国、韓国から伝わり神社仏閣を奉る「燈明」として使われました。
社寺に奉納された荘厳な美しさと気品のある端整な形の石灯籠に人々は心を惹かれ、一般の庭園や個人宅にも置かれるようなりました。
福岡県の八女石は約7万年前に、阿蘇山から噴出した阿蘇火砕流の堆積物の凝灰岩のため軟質で、彫刻しやすく軽量で耐火性・耐寒性に優れているのが特徴です。
山形県の鳥海石は安山岩で吸水性がよく苔が生えやすいのが特徴です。
最近では、需要が少なくなった山灯籠ですが、やはり風情があり見る人の心を落ち着かせる効果があリ、年月が経ち苔生して味わいが出てきます。
石の特徴と職人の手造りによる造形の美しさ荘厳さを残していきたいものです。