仕入れ担当の森田です。
前回の続きです。なぜ、春のお彼岸の仕事をそんなに急いでやっているのかです。
中国人だって同じ人間です
石の加工は実は大変なのです。ひとつひとつが全て違います。自然のものなので、キズが出たり黒や白の模様がでたりもします。
オートメーションというわけにはいきません。やっぱり人間がやる仕事ですので限界があります。ですから、締め切りが迫っているのにドバっと仕事が入ってくると、無理になってしまいます。
この場合、
- 1.約束の納期を守れない
- 2.工程が飛ばされる(手抜き)
- 3.慣れない人が作って仕事が悪くなる
などの問題が起こります。
できれば腕の良い熟練工に加工してもらいたい
12月が勝負
当社では、実はこの時期(11~12月)に多くの商品の注文を出します。それもかなり先(3月)までの仕事です。
そして12月までの余裕がある時期に加工をしてもらいます。そして検品をして、問題があれば1月上旬までに完了するようにしております。
貿易の仕事では、何かトラブルがあった時でもそのリカバリーができる時間が必要になります。
ですから、少なくとも問題が発生して対処できる2週間以上前には確認しないといけないので、1月の中旬ぐらいが最終の目安になります。
まとめ
色々と書いてまいりましたが、こんなことから、お客様には早めに様々なことをお決めいただいております。
時々、「◯◯石材やったら間に合うって言ってた」とおっしゃることもございます。確かに、間に合う場合もありますが、いい仕事をしたいという私どものわがままですが、出来るだけお時間をいただいております。
特に、現場での寸法に関しては、まだ先の仕事であっても早めの立会をお願いしております。
春のお彼岸のお仕事は、こんな風に進んでおります。