髙梨 剛
滝野店の髙梨です。
先日ユーザー様からお電話いただきました。
「お宮の鳥居にヒビが入ってるんやけど修理できるやろか?」との事でしたので、早速現地へ。
白い目印部分がその亀裂です。柱を一周はしていないものの半周しています。かなり危険です。
この鳥居には「宝暦〇年・・・」と彫ってありました。ですので少なくとも250年程は経っていますが立派な御影石製です。
聞けば昔はもう少し西側にあったものを移設してきたとの事。しかも一度大きな台風で神社の木がこの鳥居に倒れて来て、
中の貫と額が折れて交換したそうです。村の方々は「もしかしたら、その時の衝撃でヒビが入ってたんかな~。
それが何年もかかってこうやって大きくなったんやろ。こんな傷なかったからな」と言われてました。
さて修理ですが・・・正直この段階で修理は出来ず、亀裂箇所と周囲のヒビ割れにセメントを詰める応急処置しかできません。
正直、この処置をしても石の強度としては復活はしません。亀裂から水が入ったり、大きくならないようにする予防策だけです。
安心は出来ません、少しでも早く再建されることをお薦め致します。