森田 浩介
仕入担当の森田です。
今回は庭石へ短歌を彫る依頼がありましたのでご紹介します。
ご依頼がありましたのは山南町の前田様、少し早めの米寿の記念にとお話をいただきました。
今回のこの短歌はNHK全国短歌大会で入選された作品だそうです。
すでに丹波新聞でも報じられました。その記事がコチラです。
揮毫は山南町上滝の大野さんがされました。これは前田さんからのご依頼でした。
素晴らしい字でした。が、、、、彫る私たちからすればとっても難しいラインがたくさんあります。
実際に現場ではおおよその寸法を決めておいて、文字原稿を大きく拡大しました。そして下準備をしっかり整えて現場彫りをしました。
といってもすぐに彫れるものではありません。剥がれそうな部分は先に叩いて石を落としていきます。さらに凹凸をサンダーで加工して平坦にした上で彫りました。
理想は自然のままの肌の上に彫りたかったのですが、今回は石の風化もありこのような形となりました。喜んでいただけてよかったです。
また時間が経てばいい風合いになることでしょう。