こんにちは、篠山店の上山です。
お彼岸に入りました、私はこの時期、出会ったことも無い先祖の戒名を見て色々思い返すことがあります。
突然ですが、タイトルの言葉は「逆修(ぎゃくしゅ)」と読みます。生前に逆(あらかじ)め自分の死後の冥福を修めるという意味です。
生前戒名とも言います。昔から生前に戒名(法名)を受けると長寿すると言われてました(もちろん迷信でしょうが)。
最近ではそのような理由よりも、子供たちに負担をかけたくないということで受けられる事が多いようです。
以前の話ですが、お墓をお考えの方より「森田さん、私らの生前戒名授けるんですが何しろ初めてのことなので一緒に居てほしい」との事でお寺での逆修授与に同席しました(もちろん私も初めての経験です、一番端っこに座っていただけですが)。
その日はお盆の暑い日でしたが、休み返上でお供しました。本堂の中はクーラーも付いていないのに冷んやりし、凛とした空気に包まれていました。
ご住職からお二人分の戒名の文字の由来(願い)と、続いて法話もお話しいただいて、法話の途中には童謡の”ふるさと”「兎追いし~」まで飛び出しでしたので長時間になりましたが、第三者の私が聞いていてもとても心地よいひと時を過ごしました。
上手く言えませんが、戒名(法名)から感じとれる願いを理解できるようになりたいものです。