本店の山崎です。
先日、義理の祖母が満100歳で亡くなりました。
数か月前には、100歳のお祝いを親戚一同で行ったところでした。
祖母は、施設に入る前は90歳を越えていましたが1人暮らしをしており、身の回りの事は人に頼らず自分でやっていました。
施設に入ってからも、会いに行くといつもひ孫の成長に目を細め、ニコニコと出迎えてくれる優しいおばあちゃんでした。
ですから、世間一般には大往生でしょうが、やはり少し寂しく思います。
通夜の日、会場へ入った時、真っ先に目に入った遺影写真に思わず笑ってしまいました。
祖母の遺影写真は、オーストラリアへ旅行へ行った際に撮った、コアラを抱っこして満面の笑みを浮かべているものでした。
生前に「これを遺影写真に!」と自らが希望していたものでした。ですから、一切加工はせずそのままの状態で使用しました。
通常なら、亡くなってから家族が選び、喪服に着替えた加工をし、黒い額縁に・・・というのが昔ながらの遺影写真というイメージがあります。
でも、祖母は何年も前から自らこの写真で!と大事に保管し選んでいたかと思うと、家族みんなが、是非ともこの写真で・・・と即決でした。
そして額縁も薄いピンクのものに黒いリボンではなく、周りに花をあしらった物を選びました。
祖母らしい優しい遺影写真でした。
現在では、終活ブームもあってか生前に遺影写真を撮る人が増えています。
自分らしい1枚を残しておく事が、家族にまた1つの思い出を与えてくれるのかな