髙橋 圭司
本店の高橋です。
以前に、今でも伝統的な夫婦墓を建てることが多いと記事に書かせて頂きました。
写真でご覧のお墓が今回のお手伝いとなります。
たくさん居られるご先祖様を右端の五輪塔で供養されて、三代前の方々の夫婦墓が3基建てられています。
もうこれ以上お墓を建てるスペースはありません。
この場合、五輪塔は残し夫婦墓3基を処分して代々墓と霊標を新規に建てるのが一般的かと思われます。
そうすれば、この先もう新たに墓石を建てる必要はなくなり、霊標に戒名を刻んでゆけば済みます。
こちらのお施主様がお選びになられた今回の墓石はやっぱり夫婦墓でした。
3基ある夫婦墓の古いほうの2基は処分し、その戒名を五輪塔に刻みます。
左端の一番新しい夫婦墓を右側に移設して残します。
空いた左側のスペースに今回の夫婦墓を建て、そのさらに左に将来の分のスペースを設けました。
その場所はご自分たちの分です。お施主様は夫婦墓のほうが馴染むとのことでした。
物事の判断、特に祭祀事に関しては合理的・経済的が尺度とは成りえないと勉強になりました。
今回も良いお手伝いが出来ました。