仕入担当の森田です。
先日の日本石材工業新聞にこんな記事が載っていました。
このアンケートは全国石製品協同組合さんがされたものです。記事によりますと、
【墓じまいをした理由】
1.継承者がいない…48.6%
2.お墓が遠い…29.4%
3.お墓の維持費が高い…11.9%
4.継承者はいるが子供に迷惑をかけたくない…10.1%
だそうです。
3の維持費とはお寺さんの費用のことなのでしょうか?4については残念な話です。
でもどんな迷惑なのでしょう?ひょっとしたら、2のお墓が遠いやお寺さんとのおつきあいを想定されているのかもしれません。
いずれにしても、私たちの親の世代が私たちの世代に「大人としての頼もしさ」を感じていないのかもしれませんね。
さて、気になるのは墓じまいをした後の行き先です。アンケートによりますと、
- 【墓じまい後の遺骨の行き先】
- 1.永代供養墓…27.5%
- 2.新しいお墓を建てた…26.6%
- 3.既にある別のお墓へ移動…14.7%
- 4.納骨堂…14.7%
- 5.海洋散骨…10.1%
- 6.樹木葬…4.6%
- 7.自宅、実家に安置…1.8%
海洋散骨と自宅に安置以外は何らかのお墓に納骨されているようです。
この内、海洋散骨される方の中にも、一部を散骨して何らかのお墓に入れられている方はおられるのでしょう。
この結果を見ると、当然ですが「墓じまい」といいながら形を変えて「別のお墓」になっているようです。
テレビ等でよく伝えられる「墓じまい」では、お墓はキレイになくしてしまって、お骨は散骨してスッキリしましたというイメージですが、実際には近くでお祀りしたい、便利なところに移したいという要望が90%ということなのでしょう。