滝野店の中村です。
本日はファイバーレジン施工のご紹介です。
過去の施工はこちらです。
ファイバーレジン施工①~お墓のそうじ(防草対策編)~
ファイバーレジン施工②
ファイバーレジン施工③
ファイバーレジン施工④~山の中の墓地~
ファイバーレジン施工⑤
ファイバーレジン施工⑥
ファイバーレジン施工⑦
ファイバーレジン施工⑧
今回のお客様のご依頼は「山の中の墓地」の防草対策でした。
墓地をご案内頂くと辺りは竹藪でした。
ご案内頂いた時は対処された後だったのでわかりませんでしたが、区画内から度々竹が出現して、酷い時には墓石を傾けさせてしまうとの事でした。
草だけでなく笹の葉もたくさん落ちてきてお墓の管理が重労働になり、将来的に不安との事で今回ご相談いただきました。
ファイバーレジンは防草対策や、落ち葉の掃除は確かに大変楽になります。
しかし残念ながら、竹や笹の根には太刀打ちできません。
30mm程の板石なら割って出てきている例もありました。
竹や笹の根の対処法としては
①基礎をベタ基礎に打ち直す
②ベースを深く打つ(300mm以上)
のが一般的です。
ということで、現状のお墓を全て解体して基礎から打ち直す事になりました。
施主様の区画の前には土葬の後に建てられていたので陥没ありましたので、やはりベースの打ち直しは必要でした。
他にも気になったのがお墓の本数です。
現在10本もあるので、掃除と花の管理も大変との事でした。
聞くところによると施主様のお家は墓地の中でも2番目に古いお家だそうです。
歴史のあるお家なので既存の墓石を全て撤去処分というのも忍びないので、何件かのお家がしているように既存墓石は竿石(戒名が彫刻してある部分)のみ残して、五輪塔でお祀りすることをご提案しました。
五輪塔もせっかくなので今ある夫婦墓をリメイクして使う事をオススメしました。
また24㎡の区画は一人で管理するには大変との事で、延石をカットして6㎡の区画にリメイクしました。
完成がこちらです。
五輪塔の竿石から上の部材と既存墓石を並べる板石以外はすべて元からあるものを使用しております。
ビフォーアフターを比べるとこのようになります。
施主様からは管理が楽になったと大変喜んでいただきました。
ご住職からはまとめ方が理想的ですねと大変お褒めいただきました。