篠山店の園中です。
今回は、神道型墓石で建立されたお客様のご紹介です。
ここ丹波の地域だけでなく、多くの日本人が仏教徒です。
その他、神道系・キリスト教系・諸教があるわけですが、今回は神道系の方でした。
仏教徒に比べると、少ないのでは?と思うかもしれませんが、文化庁『宗教年鑑』令和2年(2020年)版によると、各宗教の信者数は、2019年12月31日時点で、神道系が8895万9345人(48.6%)、仏教系が8483万5110人(46.3%)、と実はあまり変わらないようです。
さて、お墓の話へもどりまして、お墓の形に違いはあるのでしょうか。
↑兵庫県で一般的な形。当社では「神戸型」と呼んでいます。
竿石という縦長の石の頭は平らになっている点、真ん中には、供物台・線香立・水溜があります。
「神道型」
竿石の上部は、三種の神器の一つ「剣」を表し四面を斜めに切って三角形になっています。
真ん中の供物台には線香立や水を入れる水溜はなく、八足台をイメージした形になってるのは一般の形とは違う点です。
彫刻する際にも、仏教の場合は「〇〇家之墓」と正面に彫りますが、信徒の場合は「〇〇家奥城」「〇〇家之奥津城」等と彫刻することがあります。
工事の様子を少し。
今回建てるのは、山の中のちょっと上。
機材はお墓の近くまで行けないところです。大きな石材を慎重に上へ運びます。
ランマーで転圧し、踏み固めます。納骨堂になる延石を組み合わせます。
慎重に墓石を乗せていき、下の台と上の台の間に、上の台と竿石の間には免震施工もしっかり施し完成です。
お客様からは、「狭い場所に具合よく据え付けてくれた」と喜んでいただけました。