本店の髙梨です。
台風が接近するとの予報の中で書いております。
「石は重たい。だから台風とか大丈夫やろ」と思われますよね。
一般的な御影石の重さの目安は30cm×30cm×30cmの直方体の大きさで約70kgで計算を致します。
例えば一般的な9寸角の棹石(◯◯家之墓と彫る部分)で約130kg、一般的な霊標板(戒名等を彫る部分)で約110kgあります。
意外と重たいでしょ?
けれどもそんな重たい石でも自然は簡単に倒していきます。
この写真は以前の台風で当社の展示品が倒れた一枚です。
「展示品だから…」と安易に考えておりましたので、簡易的な固定だけでした。
ですから、見事に吹っ飛びました。
風を受ける面積が小さければとも思っていましたが、こちらの写真はアルミ製の塔婆立が正面から風を受けて石を破壊して後方へ飛んでしまった時の一枚です。
製品も施工も問題はなかったのですが、自然の脅威にやられました。
地震に備えては免震施工がございます。
最近は「お墓の保険」もある時代です。
年々温暖化のせいでしょうか、自然現象も怖いくらいになっているように感じます。
安易に「簡単で安く」の考えではなく、末代までのお墓は特に「万が一」に備えてしっかりしたものを作って頂きたいと思います。
これから台風が多くやってくる季節です。影響も最小限に治まって欲しいと祈るばかりです。