滝野店の河合です。
時折、若い世代の方から
「ウチはお墓無いけど、お墓って建てなアカンの?墓じまいや永代とか聞くし、要る?」
と言われます。
勿論、「故人の為にお墓を建てたい!」と仰るかたの方が大勢いらっしゃいます。
色々な供養の形が在りますが、お墓とは何なのでしょうか。
お墓とは、亡くなった家族やご先祖様を納めて、供養していくための物です。
お墓とは「終の棲家(ついのすみか)」なのです。
現在、必ずお墓を建てなければならないという法律はありません。
また、どのようなお墓を持つか、あるいはお墓自体持たなければならないかについて、決まりはありません。
しかし、お墓が在る事で、お墓の前で手を合わせて、ご先祖様に手を合わせて故人と会話をすることによって、自分自身を省みることができます。
お墓という形のあるものを持つことは、故人のため、自分のため、残された遺族にとって心の拠り所を持つことともいえます。
お墓は亡くなった人を思い供養するための場でありますが、残された人々にとっても心の整理をつけ、いま自分がいることに感謝したり、喜びや悲しみの報告に手を合わせることができる場所です。
お墓には、自宅にある仏壇のように毎日手を合わせるというより、お盆やお彼岸などの季節行事や人生の節目にお参りすることが多いでしょう。
お墓は、亡くなった人の終の棲家です。
遺骨を安置する場所としての役割があります。
そのため、お墓は仏壇に比べると非日常的な性質が強く、より「死」と向き合い、故人を身近に感じることができる場所です。
そういった特別な意味を持つお墓で故人に報告や相談事をすることで、忙しい日常生活の中で少し立ち止まって、ゆったりした非日常的な時間を持ち、自分の気持ちを整理したり、励ますことができ、大きな観点から心の成長ができるようになります。
また、家族の繋がりを再確認できる場所にもなります。
家族揃ってお参りすることで、家族としての繋がりをより強く感じる事ができます。
墓石は長く在り続けますので、故人がこの世に生きた証としての存在にもなります。
受け継いでいく「拠り所」がそこに在るという事が大事なのでしょうね。
やっぱりお墓は要りますよ!