森田石材店ブログ 【アーカイブ】 - 2022年12月 -
仏像が納まるお墓「如来型」
2022年12月27日 08:00
本店の髙梨です。
先日、丹波市と多可町でそれぞれ弊社のオリジナル墓石「如来型」を基にした墓石を建立させて頂きました。
こちらは丹波市での建立写真でご本尊のお釈迦様が鎮座しています。
数多くの先祖碑を(墓石の左側に)まとめて代々墓を新規にしました。
施主様にご本尊様が納めれるこの墓石を大変気に入って頂きました。
通常の如来型にはローソク立てがついているのですが、そちらをを無くし屋型香炉を巾広にして寝かし線香の形にしました。
こちらは多可町で建てさせて頂きましたお墓の写真です。
このご本尊様も同じお釈迦様でした。
施主様はこの墓石自体のカタチを気に入って頂きましたので、そのまま如来型を建てさせて頂きました。
どちらの開眼式でもこの仏像スペースは参列されたご親戚様にも好評で、皆さま携帯でたくさん撮影してくださいました。
普段はご開帳しませんので、開眼式が終わりましたら蓋扉を閉めて、無事終了いたしました。
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お正月に向けてのお墓掃除
2022年12月26日 08:00
篠山店の園中です
今回は、南丹市八木町でお正月に向けてお墓掃除をしたお墓をご紹介致します。
お受けした内容としては、境内墓地にある代々墓のお掃除と高台に建っている戦没者のお墓の区画内古いコンクリートを剝がして、新しくコンクリート打ち直した後にお掃除をする。
2ヶ所のお墓を年末までに綺麗にして欲しいとのご要望でした。
また、戦没者のお墓は高台に建っており、お参りに行くことは出来てもそこまで水を運ぶことが大変な場所にあります。
お客様ご自身でお掃除するのが難しくなってきたというのが、今回ご依頼に至った理由の一つだそうです。
まずは代々墓のお掃除です。
お墓掃除中の写真です。
次は戦没者のお墓です。コンクリートの打ち直しと掃除をいたします。
お客様からは「苔がはびこっていた戦没者のお墓が見違えるほど綺麗になって良かった。お正月までに綺麗になり、これで気持ちよくお正月を迎えることが出来ます」と喜んでいただけました。
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石の見どころいっぱいの皇居を走った件
2022年12月23日 08:00
仕入れ担当の森田です。
先日、日本石材産業協会の全国の支部長さんが東京に集まる会議があり、私も参加してまいりました。
その会議のオマケといいますか、メインといいますか、会議後のイベントが「皇居ラン」だったのです。
あの一周5kmのあれです。
私は運動は苦手(特に走ることは大の苦手)なのですが、せっかくなので張り切って参加しました。
以下がコースです。
さすがに石屋さんばかりが集まっている会のマラソンです。
ちゃんと周囲の見どころを教えてくれました。
さすがに少しは走りましたのですべてを見て回ることはできませんでしたが、
それでも東京のど真ん中を走るなんてめったにないことですのでキョロキョロしながら走りました。
大手門をスタート、初めはずっと緩やかな上り坂です。
途中でトイレに寄ったりしつつゆっくり1.5kmぐらい走りました。
千鳥ヶ淵の橋を左折するとようやく下り坂になります。
すぐにイギリス大使館が見えます。こんなところにあるんですね。
さて半蔵門あたりから向こうに最高裁判所が見えてきました。
最高裁判所の外壁はすべて稲田石という圧倒的な重厚感です。
↑最高裁判所の外観(Wikipediaより)
さらに国会議事堂の頭の部分も見えてきました。
この坂をずっと下りきったところに桜田門があります。
ここを左折して堀の内側へと入ります。
ここで目に入ったのは素晴らしい石積みです。
特に門の石は技術の結集のような素晴らしさでした。さすがは皇居です。
二重橋を左に見ながらたくさんの車止めが並んでいるところに差し掛かりました。
ここにあるのだから国産石材かと思いきや、中国のG654でした。
大きさと重量が大切な車止めですのでこれでいいのでしょう。
最後はパレスホテルの前を走ってゴールしました。
スタートから45分、ランというよりはウォーキングに近かったですが楽しかったです。
東京に限らず、街には私たちの知らない見どころがあふれているのでしょうね。
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この時期、墓石は凍ります。
2022年12月22日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
12月は、お世話になっている方々にご挨拶に伺うことが多いのですが、第一声は皆様
「寒いねぇ、今年は特に寒いから雪が心配、北の方は大変なことになってるから」
さて先日、お父様の戒名彫刻を終えたお客様から連絡があり
「明日、満中陰で納骨するので墓そうじをしているのですが、
森田さんに教えてもらった方法で動かそうとしたけど重くて動かない。
あの時は自分で出来るから手伝いは要らないって言ったけど、明日お手伝いに来て貰えますか?」
墓地に行って確認すると、綺麗に水洗いしてあったのですが、その水が凍りついていました。
普段のお墓そうじでは水洗いはしても石を動かしてまでされないでしょう。特にこの冬場の時期は。
ということで極寒期の納骨時の注意点。
①事前のお墓そうじは余裕をもってお早めに。前日はリスクが大きい。
②花立パイプの水と水溜の水は空っぽにしておく、凍結していたら仏花が入らない。
③当日は熱いめのお湯(ぬるいのはダメ)を持っていき、動かなかったら少しづつかけながら溶かす。
状況によっては2リットル位は必要です。
④前日に水鉢(納骨時に動かす石)を割りばし等で浮かせておく。
※これは少々テクニックが必要ですので無理は禁物です。
⑤石材店に手伝いを依頼する。
⑥暖かい季節に納骨をする。
参考になりましたでしょうか?
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石蛙は縁起がいいの?
2022年12月21日 09:00
代表の森田です。
神社でよく大きな石蛙を見られたことはないでしょうか。
世界中で子孫繁栄や豊作の象徴として広く知られる「カエル」たち。
日本では
「無事にカエル」
「福がカエル」
「若ガエル」
など語呂合わせででも親しまれています。
今回お世話になっている神社で、石の蛙を移動してほしいというご依頼がありました。
なんと社務所前で植木に隠れそうになっていました。
この石蛙さん150㎏ほどある大きさなので運搬機に載せて引っ越しました。
移動場所は「本殿の満仲公が祀られている所」です。
石蛙が載る大きさの石を持って来て、三本又にチェーンブロックを吊り下げて
500㎏の台石と石蛙を設置しました。
周囲には、リュウノヒゲを植えて完成です。
お詣りの際は、石蛙の背中を撫でて
「無事にカエル」
「福がカエル」
「若ガエル」
など願ってくださいね。
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菴羅樹の花は多くさけども
2022年12月20日 08:00
こんにちは、本店スタッフです。
今年、私がブログを担当するのもこれが最後です。そして森田石材店に入社してちょうど1年が経ちました。
1年間とても早かったですが、すご~く昔のような気持ちもあって不思議な感覚です。
元気に一年を締めくくろう!と思っていた矢先、何年かぶりに体調を崩してしまい体だけでなく心の方まですっかり弱ってしまっています。
風邪とは無縁で元気だけが取り柄だったのですが、やはり歳のせいでしょうか。
そんなわけで、絶賛喉の調子が悪いので買い物に行ってはのど飴のコーナーを見ております。
のど飴といえば、まず思いつくのは「カリン」ではないでしょうか。
カリンはお寺によく植えられており、アンランジュ(安蘭樹)という名前でお釈迦様に縁のある尊い木とされています。
さてここで、カリンの話をする前にまずマンゴーの話をしなくてはいけません。
なぜ唐突にマンゴー?と思われるかもしれませんが、実は本来尊い木とされていたのはカリンではなくマンゴーだったのです。
しかし、インドから中国そして、日本に伝わる間のどこかで、「マンゴー」と「カリン」が入れ替わって伝わってしまったというのです。
アンランジュの「菴羅(アンラ)」は元々はマンゴーを意味する言葉だったのですが、間違って伝わってしまったせいで、日本ではカリンのことを「菴羅樹」と呼び、後に「安蘭樹」と書くようになりました。
マンゴーとカリン。うーん…確かに見た目は似ているかな。残念ながら、カリンの実は硬く渋味や酸味があるのでそのまま食べるのには向きませんが。
もし、途中で入れ替わったりせずにマンゴーのまま日本に伝わっていたら、お寺にはマンゴーの木がたくさん植えられていたのでしょうか?
と考えると、ちょっとトロピカルな感じがして面白いですね。
ということで、12月後半はクリスマスや忘年会などイベントも目白推しです。皆さま、どうかお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
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お香
2022年12月19日 08:30
本店山崎です。
お香と言っても、その種類は様々です。
お香は本来は、伽羅・沈香・白檀などの天然香木の香りのことをいいます。お線香も同じです。
現代では、お香はその香りを楽しむもの、癒しを得るもの。また消臭・芳香などに使用されています。
お香といっても、棒状の「スティックタイプ」三角円錐形の「コーンタイプ」渦巻の「コイルタイプ」など様々です。
「スティックタイプ」は、燃える面積が一定のため、香りが均等に広がります。
「コーンタイプ」は△の先端に火をつけて、その火は外側へ広がり、その面積がだんだんと広がっていくため香りがだんだんと強くなっていきます。
スティックタイプと違い、倒れる心配もないため安心です。
「コイルタイプ」は燃焼時間が長いため、長時間楽しみたい方にお勧めです。
香立ても様々なものがありますので、お気に入りのものを見つけて楽しんでみてください(^^)
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ご家族も大満足!ご住職も大絶賛!御本尊があるお墓
2022年12月16日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するお客様が選ばれたお墓は当社オリジナルの墓石「如来型」です。
私担当のお客様には1番人気の和型墓石です。
こちらが如来型です。
まずこの墓石で人気なのがこの部分。
矢形香炉と言われる部分です。
お線香が風雨にさらされる事がありません。
また線香立が井桁のになっているのでたくさんのお線香を立てることができます。
次におすすめのポイントがこちら。
この辺りでは「神戸型」と呼ばれる下の写真のような形のお墓が一般的です。
しかし「神戸型」にはロウソク立てがついてません。
仏教では特にお供えに関して「五供(ごくう)」という考え方があります。
詳しくはこちらをどうぞ。
そういった意味でもロウソク立てをおすすめいたします。
そして最後にこの墓石の最大のポイントがこちらです。
この部分、何をするところだと思いますか?
「納骨」とよく言われますが違います。
中身はこのようになっています。
御本尊を安置することが出来るのです。
開眼式の際、ほぼ間違いなく「おぉーっ」と声があがります。
ご住職にも絶賛頂きます。
実際のお墓がこちらです。
今回は如来型に加え、水の入らないお墓「信頼棺®」です。
お客様には何度も何度も「ええお墓や」と言って頂き感無量です。
来年の干支
2022年12月15日 08:00
こんにちは。
本店の垣崎です。
後10日もするとクリスマスですね(*^^*)
クリスマスが過ぎるとあっという間に年越しです。
最近、新年のテレビ番組で『今年運勢がいい誕生日ランキング』や、『運勢のいい日』。
などの特集を目にします。
『運勢のいい日』は覚えておこうとテレビを見ているときは思うのですが、月日が経つと忘れてしまいます。
今年の干支の『虎』は、「千里行って千里帰ることができる」という云われから、出て行ったお金を呼び戻してくれる効果がある、十二支の中でも強い金運力を持つともいわれているそうです。
そんな寅年で最強の一日と言われていたのが2022年3月21日でした。
この日は、吉日が3つ重なったスーパー開運日と紹介されていました。
・一粒万倍日
「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が、万倍にも実る稲穂になる」ことに由来する吉日のこと。
要するに「1が 10,000に大きく膨れ上がる日」なので、(万倍に大きく膨れ上がることを願って)何かを始めるのに、ピッタリな日とされています。
・天赦日
日本の吉日の中で“最上の吉日”とされている日のことです。
すべて神様が天に昇り、万物の罪を赦してくれるため、何をやっても上手くいくとされています。
・寅の日
最初に紹介した「千里行って千里帰ることができる」という云われから、「寅の日に出発すれば、無事に帰ってこられる」や
「寅の日に始めれば、金運を呼ぶ」とされてきました。
何でもこの日に靴を新調するといいとやっていたので、それだけは実践しました。
そして来年は兎年です。
兎年はどんな年といわれているのか少し気が早いですが調べてみました。
兎年は「飛躍」や「向上」の年と言われているそうです。
兎年の最強開運日は、新年のテレビ番組を楽しみに待ちたいと思います。
みなさまの一年もぴょんぴょん跳ねるうさぎのように、飛躍した一年になりますように(^^)
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