こんにちは、たんば篠山店の上山です。
先日、丹波篠山市の墓地で古いお墓の文字読み取りをしていた時のことです。
「嘉永6年12月6日」何とか読み取れます。
嘉永6年は西暦でいうと1853年。
今から170年前の江戸時代末期で、お墓としてはそれほど古いものではありません。
嘉永6年をググってみると2月に相模湾北西部沿岸でマグニチュード6.7の小田原地震があり、6月にはアメリカの東インド艦隊ペリーが黒船を率いて浦賀沖に来航した年で、大地震に見舞われアメリカからは開国を迫られ…と、幕末の激動の時代だったようです。
また、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師の歌川広重や江戸町奉行の遠山の金さんが活躍していた時代でもあります。
子供の頃に見ていた「遠山の金さん」では杉良太郎が一番印象に残っています。
私は「東海道五十三次」では雪景色の中でも温かみのある「蒲原宿」と、何故かホッコリする「鞠子宿」が好きです。
話を戻しますが、古いお墓には一つ一つに歴史が有り
「その時代に生を享けた証として石に刻み後世に伝えて供養し続けてきた」
一つ一つに思い入れが有り、先人が大変な思いをして作り上げたものもあるでしょう。
そういうお墓を可能な限り残していければと思うようになりました。