仕入れ担当の森田です。
今回は以下のようなご質問です。
Q.古いお墓がいくつか並んでいます。位置にきまりはあるのでしょうか?
A.一応あります。が、それに目くじらを立てるほどではありません。
ということで解説します。
墓地には、たくさんのお墓が並んでいることがあります。
特に私どものような山中でお仕事をしておりますと、その一族のお墓などがございます。
通常でも20基近く、多い場合には50基もある場合があります。
それらは一見無造作に並んでいるようにも見えますが、私たちが整理整頓するときには、一定のルールに従って並べます。
このように沢山のお墓が並んでいることがあります。
私たちがまず考えるのは「向かって右が上座」ということです。
年長者が右になります。
その時、ご先祖様の供養塔として五輪塔がある場合(建てる場合)には、五輪塔は一番右に置きます。
供養塔ですから、更にずーっとさかのぼった年長者までお祀りするという意味です。
五輪塔と夫婦墓が並ぶお墓
そのあとは亡くなった順(古い順)に並べます。
各代(世代)ごとにまとめることもよくあります。
但し、子供や若い人のお墓は逆縁といって別に並べる場合もあります。
お地蔵様が違う方を向いているのはその影響です。
ここまで申し上げましたのは、私たち石材店が施工をする際の一定の決まりです。
これに特に神経質になる必要は全くございません。