仕入れ担当の森田です。
先日、日本石材産業協会の会議が神奈川県で行われました。
神奈川県といえば私たちは本小松石を思い浮かべます。
そうです。東日本では最高級とされる石です。
本小松石で私が一番に思い浮かべるのは、青山霊園にあります志賀直哉のお墓です。
↑ツヤを確認しているのは、若かりし頃の社長です。
さて翌日は本小松石の丁場に行きました。
ここは私も初めてです。
バスを降りてグルっと周りを眺めた第一印象、
「これどこから石が採れるの・・・」
見渡す限り石の層が流れたような壁面は、とても墓石で使えるような大きさは採れそうにありません。
おそらく庵治石と同じように製材率は1~2%程度なのでしょう。
近づいてみると、所々にいい材料があります。
こんな石があったり、
この辺も人の大きさを比較すればいけそうです。
何も知らないと「もう小松石は採れてないなあ」と思ってしまいます。
しかしお話によると次の代ぐらいは充分に石はあるようです。
その後、工場も見学させてもらいました。
やはりこの石も皮つき部分が上手に表現できたらいいなあと感じました。
石そのものに味わいがあります。
余計なことをせず、ビシャン仕上げや皮を残すような石塔が作りたいと感じました。