こんにちは、たんば篠山店の上山です。
お墓をお考えのお客様とのお話です。
そのお客様は水子地蔵さんを必ず見積もりに入れて欲しいとの事でした。
お客様いわく、
「うちは古い家なので私の知っている以外にも水子さんがいると思うんです。
子供の頃におばあさんに、
『水子さんにはミルクをお供えするのですよ。
まだまだお母さんが恋しくて、おなか一杯飲めずに亡くなった子供もいるのだから』
と言われていた事を今でもずっと覚えています。」
このことを覚えておられ、お墓を建てる時には水子さんの供養をずっと考えていたとの事でした。
「私らは、お陰様で元気に80才を過ぎたけど、
昔の事なので小さい子供の時に亡くなった先祖さんがいると思う。
名前も戒名も付けて貰っていない子供もいると思う。
その人たちの供養をしていくのは今いる者の務めですから」
こんなこともあったそうです。
近所の奥さんから
「毎月玄関に白い服着た小さい子供が来ている気配がする。
何も言わずに立っている。
目が合うと何処かへ消えていくのだけれど」
この話を聞いて、おばあさんの話を思い出し
「水子さんかも知れないからお仏壇にミルクを供えてみたら」
と話されたそうです。
「その奥さんがミルクを供えるようになってから、
ピタッと来なくなったらしいのです。
後で調べたら、来ていた日は水子さんの月命日だったらしい。
不思議な話でしょ。」
水子さんにしろ、先祖さんにしろ、英霊さんにしろ、お墓やお仏壇には魂が宿っているのですね。
粗末に扱うことの無いようにしたいものです。