こんにちは滝野店事務スタッフです。
みなさんは亀甲墓ってご存知ですか?
恥ずかしいのですが私は昨日初めて知りました。
ミュージシャンのGACKTさんが
SNSで沖縄のご実家のお墓をアップされていてそれで亀甲墓を知りました。
亀甲墓(かめこうばか、きっこうばか、方音:カーミナクーバカ)は、
墓室の屋根が亀甲形をした沖縄県に多く見られる墓様式。
参照ウィキペディア(Wikipedia)
見慣れたお墓とずいぶん違っていたので
正直これがお墓!?とびっくりしました。
YouTubeでドローン撮影された沖縄最大の亀甲墓群があるのですが、
お墓というより遺跡みたいな感じです。
琉球王国時代、士族のみに許されたお墓だったけれど、
廃藩置県以降は一般庶民の間で急速に普及したそうです。
日本の他の地域のお墓と比べてもあまり共通性がなく、
台湾や中国福建省などで似たようなお墓があることから、
大陸から伝わってきたという説が有力です。
気になるデザインですが諸説の一つに、
「子宮回帰」を表現したものと言われているものがあります。
亀甲墓を女性の子宮にたとえ、
「生まれる前は子宮で眠り、死んだら子宮に帰る」という考えです。
ちょっと心があたたかくなるお話ですね。
どうしてそんなに大きなお墓が必要だったのかは、
沖縄では1960年代まで「風葬」が行われていたから。
岩場や山際に遺体を安置して自然に風化し
白骨化するのを待つのに広いスペースが必要だったんですね。
お墓にはその土地の歴史や風習が見られることがよくわかりますね。