お線香とお香の違い

2024年10月21日 08:00

本店事務スタッフ
本店事務スタッフ

こんにちは。本店スタッフです。

最近ふと思った疑問「お線香とお香の違いって何?」

なんとなく「お線香はお仏壇やお墓で使う仏具・お香はアロマや芳香剤のように部屋で使う物」というイメージがありませんか? なので、お香を仏事で使ってはいけないと言う風に思われている方もいらっしゃるかもしれません。私もそう思っていました。

ですが、実際はお線香=お香なんです。

正しくはお香というグループの中にお線香がいます。

お香には、お線香・抹香・塗香・練香・香木・匂香という種類があります。

ひとつずつ簡単に説明すると、

線香…細い線状のお香です。大きく2種類あって、匂い線香・杉線香と呼ばれています。近年使われる線香のほとんどは匂い線香です。

抹香…粉末状のお香です。お葬式の焼香で使われているイメージですが、燃香といって灰に溝を作って抹香を焚く使い方もあります。

練香…粉末状にした香料を丸く固めたお香です。直接火をつけるのではなく香炉を使って練香を温める「空薫(そらだき)」という方法で香りを楽しみます。

香木…香りのよい木材のことです。匂いの良い樹木や樹皮を乾燥させたもので、燃やすことでその香りが広がります。沈香・白檀・伽羅などが有名。最近よく見かけるパロサントも香木です。

匂香…常温で香りが出る香料を袋に詰めたお香です。火は使わずに、バッグの中に入れたり贈り物に添えたりすると香水とは違ったほのかな香りが楽しめます。

塗香…細かく粉砕したパウダー状のお香を塗って使います。ペースト状の物もあります。もともとは体臭を消すために使われていましたが、それが「身体を清める」「悪いものを寄せ付けない」とされて、仏教で取り入れられるようになりました。寺院や神社に参拝する前や法事・写経を始める前などに手や身体に塗って使います。

ということで、お香という名称で売られているお線香をお仏壇で使っても問題ありません。

お線香と聞くと鼻の奥に想像できるあの匂い。苦手だなぁ と思われるかもしれませんが、いまは色んな匂いのお線香が売られていますので好きな匂いを見つけてください。

弊社でも販売している好物シリーズのように変わった香りのお線香もたくさんあります。故人様が好きだったお花や食べ物・その人のイメージなどで選ばれるのも良いですね。

ただ、杉の葉から作られる杉線香は煙が多く室内で使うには不向きですので、そこはご注意ください。

 

私が最近みつけてテンションが上がったのはAGNI TOKYOさんの映画をイメージしたお線香です。好きな映画TOP3に入るヒッチコックの「サイコ」があったので即買いでした。

アニメとコラボしたお線香もちらほら見かけますし、パッケージデザインもサイズ感もかわいくて私の広く浅い趣味に「お線香集め」が加わりそうです。

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く