篠山店の園中です。
今回は、伊達冠石をとっても気に入って頂けたお客様のご紹介です。
伊達冠石とは、宮城県伊具郡丸森町の大蔵山でしか採れない珍しい石です。
伊達冠石の黒檀色は徐々に鉄褐色へ変化していき、移り変わっていくさまを味わえる魅力のある石と説明すると興味を持って頂きました。
自然のありのままの姿を残したところも面白いし、お参りに行く度に変化を楽しめるお墓って、かっこいいと気に入って頂きました。
建立する場所。古い碑が多数立っていますが、古碑は撤去し霊標に仏様を刻みます。
そうするとこの広さ全てを使う必要もなくなるので、内に巻石を付け墓石をコンパクトにまとめることになりました。
土を掘り起こし、基礎を作っていきます。
栗石を敷き、採石を入れてランマーで転圧します。
型枠を組み鉄筋を配置。コンクリートを流し込みます。
延石を配置し、延石の組み合わせ部分にステンレス製の金具を取付。墓石の下にくるように納骨堂を配置。
区画内に砕石を入れ、ランマーで転圧。それぞれの部材を配置していきます。
最後に区画のまわりに砕石を入れて、防草対策のファイバーレジンを施工。
これで完成。お客様からは、霊標と外柵が、完全に磨きを掛けず艶が出ていない水磨き仕上げな所が、伊達冠の味わいと調和された仕上げになっていると喜んで頂けました。