森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
先日、ちょっとした食事の席でとある先輩から、
「もう年やから、そろそろ息子らのためにも墓じまいしといたらなあかんなあ」
とお聞きました。
事情をお伺いすると、息子さんは東京にお住まいで、もうこっちに帰ってくることもないとのこと(息子さんに確認したわけではないそうです)。
このままお墓を建てたままにしていたら、息子が迷惑すると言われるのです。
いつものように
「それって息子さんにはお話されたのですか?」
と質問すると、いつもどおり
「いや、本人にはしてない。」
「それなら息子さんに聞いてからでもいいんじゃないんですか。」
という話になりました。
やっぱり親心と言いますか、お墓を片付けるのもお金がかかるのでということなのでしょう。
「それはご主人が考えることではありません。息子さんを信用して全部任せてはどうですか」
とお答えしました。
この場合も、息子さんの年齢は50代でした。
親が亡くなった後のことをするのは子の大事な仕事です。
面倒でもその経験が通過儀礼になります。
くれぐれも、大切な機会をなくさないようにしてください。