滝野店事務スタッフです。
縁起がいいとか悪いとか、よく耳にしますよね。
先日母が手に持っていた珠数が切れました。
何か良くない事が起こるのかと、たいそう母は気にしていました。
私が、珠数が切れると身代わりになってくれたとか言わなかった?と言っても母は全く聞く耳を持ちません。
「お守りが切れたのだから縁起が悪いに決まってる!」と。
ずっと気にしている母のこともあって、少し調べてみました。
「珠数」は「数珠」とも書き、又「念珠」とも呼ばれ、在家信者が持つことを許されている仏具のことで、
身につけることにより災いを取り除き、平穏や安らぎを得られるもの。
その珠数が切れるということは、珠数に宿った仏様の力があなたの悪い因縁を断ち切った。
つまり、『数珠があなたを守ってくれた』ということなんだそうです。
昔、『草履の鼻緒が切れると縁起が悪い』という言い伝えがあって、それと同じように思って勘違いをされている方が多いそうです。
きっとうちの母も同じでしょうね。
なので、珠数が切れてしまっても、不吉に思わないでくださいね。
大事に使われてきた珠数は修理すればまた使えます。
もちろん新しいものを買って気分を変えられてもいいと思います。