滝野店の河合です。
先日、加西市のある墓地で古いお墓の撤去をさせて頂きました。
新しく区画整理されたお墓もある場所なのですが、昔からの古い土葬のお墓は急な坂を登って行った山の上にあり、お参りが大変な場所です。
以前にも同じ墓地で撤去のお手伝いをさせて頂いており、『同様の思いをされておられる方が他にもいらっしゃるのでは??』と思い、1件1件地区の方々に声を掛けて回ったところ、
「せやねん、ウチもしてくれんか?」
と依頼を頂きました。ありがたいことです。
新しい区画に代々のお墓も建てられていますが、古いご先祖さんのお墓もある状況です。
しかし、その後1件分だけでなく親戚のお家のもまとめて4件分の撤去となりました。
お墓が古すぎてどれがどの家のか不明なのもあり、親戚で話合われ、まとめて撤去する事になったそうです。
範囲も広く、毎年の草刈りだけでも一苦労です。
江戸時代のもあり、大小合わせて総数43基もありました。
撤去の見積りを出すにあたって、採寸して体積を計算するのですが、僕がトロいのもあり、草を掻き分け採寸していくだけで午前中丸々かかってしまいました。
大きいものは僕の背(176cm)よりもさらに大きいのもあり、山の一番奥の場所なので建てられる時の運搬はさぞ大変だったであろうと思われます…どうやって運んだんやろ?
技術部の方にも下見をして頂き、撤去当日となりました。
カートクレーンを上まで運び、解体していきます。
事前にピンクのサインテープを巻いて、よその墓石と間違わないように目印にしています。
山の上で草いっぱい生えてるうえに数が多いので職人さんも大変です。
安全第一、手際よく急ピッチで作業が進んでいました。
すごく急な坂道をキャタピラで運搬していきます。
数か多いので何往復も何往復もされます。
考えるだけで足腰痛くなりそうです。
山から下りた後はトラックにクレーンで積み込みます。
これも、何回も何回も繰り返していきます。
2日かけてご覧の通り、撤去が完了しました。建っていたお墓がなくなるとめっちゃ広い。
撤去後は真砂土を撒いて仕上げて貰っています。
むしろ、たった2日間であれだけの数の墓石を運び下してくれた職人さんが凄い!
本当に大変やったと思います。ありがとうございます。
施主さんも大変喜ばれていました。良いお手伝いが出来ました。