仕入れ担当の森田です。
今日は仕入れ担当者らしい内容です。
ズバリ、
中国から石が入りにくいって本当ですか?
はい。本当です。(そんなに大げさではありませんが)
昨今のニュースでもご存知のように、中国では最近でも時々都市封鎖のようなことがあります。
中国で都市封鎖がありますと、それは日本とは比べ物にならないようです。
その街を通るトラックもすべて検問されたり、時には高速道路が寸断されたりと大変です。
当然、働く人は仕事に行けませんので、ストップになってしまいます。
ただ話題になっていた上海は石の加工にはあまり関係ありません。
私どもが主に加工輸入をしていますのは福建省の厦門市と遼寧省の大連市です。
局所的に工場が閉鎖になったりもしますが、概ね順調に回っています。
私どもの業界でも、先日まで一部の石の採掘で支障をきたしていました。
今、最もたくさん使用しています吉林白という石が、採掘中止となっていたからです。
元々、寒い地域の石ですから、秋には大量の在庫をして春を迎えるわけですが、春の再開すぐにコロナで閉鎖となっていました。
幸いにも5月中旬には平常通り戻りましたと連絡がありましたのでひと安心です。
(写真)5月中旬に再開した吉林白の丁場です。
加工に関しましては、今のところ問題は特に聞いておりません。
通常の納期で動いています。
問題なのが海上輸送です。
こちらはコンテナ船が世界的に不足しておりますので大変です。
しかも価格も高騰したまま下がりません。これもインフレでしょうか。
1~2週間ぐらい納期がずれるのは当たり前です。
(写真)コンテナ船 (Wikipediaより)
また先ごろの急な円安で様々な輸入品の価格が上昇しております。
当社でも7月からは値上げの予定です。
中国加工でご注文をお考えのお客様へは早めの準備をお願いしています。
もし法事などがあり急いでお墓を準備したい方には日本の石もご検討いただいています。
日本の石は今のところ値上げはあまりありません。
ですから以前に比べて価格差が縮まっています。
世の中だいぶ変わってきましたね。