こんにちは、本店スタッフです。
先日、祖母の畑の柿を十数年ぶりに収穫しました。
もう手入れをする人もおらず、背が高くなってしまっているので手を伸ばしても届かないところにきれいな柿がたくさんあります。
子供の頃は、竹の先端を割った道具を使って取っていた記憶があるのですが、この日は何も持ってきていなかったので、えいやっとスカートをまくり木に登りました。
その後、収穫した柿を持って祖母の家に行き、その話をすると
「柿の木には神様がいないから登ったらいかんよ」と、3X歳にもなって小学生男子のようなことで注意をされてしまいました。
しかし、なぜ柿の木に神様がいないのか?それが気になって調べました。ですが、真逆の「神様がいるから登ってはいけない」という言い伝えは出てくるのですが「神様がいない」という話はとんと出てきませんでした。
うーん…きっと、うちのおばあちゃんオリジナルなのでしょう。もしくは西脇の一部の地域ではそうなのかもしれません。
この「柿の木神様いない説」を聞いたことあると言う方がおられましたら教えてください。
ほかには「柿の木から落ちると三年後に死ぬ」などとにかく木に登らせないための言い伝えも。
実際、柿の木は枝が折れやすく危険なので登らない方がよいそうですので、皆さまもお気を付けください。
さて、柿に対してあまり神聖なイメージがなかったのですが、じつは柿の学名は「Diospyros kaki/ディオスピロス・カキ」 神が与えし食べ物 柿という意味なのです。
これは江戸時代に植物学者のツンベルグさんが日本の植物を調査・採集した際につけられた名前なのですが、お寺や神社に柿の木が多く植えられていたのが由来だと言われています。
ということで、いまシーズンの柿をぜひお仏壇にもお供えしましょう。
因みに私、干し柿は食べられるのですが生の柿は食べられません。でも、収穫するのは好きなので来年もチャレンジしようと思います。
その時は神様に一度手を合わせてから取らせて頂こうと思います。