本店の髙梨です。
これまでお墓づくりに携わらせて頂きました数多くのお客様。
当時は元気でお若かった方でも、20年近く経つと訃報を耳にすることが多くなってきます。
先日もご主人様がお亡くなりになったと、携帯にご連絡頂きました。
こちらのお宅は16年ほど前にご家族を亡くされ、お墓をさせていただきました。
僕と同じ年齢の方を亡くされたので、普段より一層、お互いに近いお付き合いが出来たと思っています。
それ以降もリフォームのご依頼を頂いたりしてきました。
「たかなしさ~ん、おとうさん亡くなってもた」
と言葉を聞いた時は「えっ?」という感じでした。
僕の中では元気にされているご主人様で止まっていました。
たしかに「いつ死んでまうかわからんからな」とはよく聞きます。
日々、それを経験してしまう生業ですから余計に。
今回、ご主人様の納骨法要に立会いしました。
赤字の戒名と俗名も黒字に変えました。
これからも間違いなく、このような経験は増えていきます。
当たり前を当たり前と思わず、ひとつひとつを大切にしていきたいと思いました。
「たかなしさん、あんたこれ持って帰り!私が植えたやつやねんで!」
「ありがとうー!」と手にしてから、何度も何度も世話の仕方を教えてくれました。