園中 憲二
今回は、丹波篠山市南矢代墓地でお墓じまいをされたお客様をご紹介致します。
お客様は、今は篠山ではなく遠方にお住まいということで、年々お年を重ねる度に篠山までお参りをしに来るのが大変になってきたそうです。
今後のことを考えてお墓じまいをする決断をしたとのことでした。ただ、村墓地からは離れるけれど、ご先祖様は篠山の地でお祀りをしたいとの希望で篠山の永代供養塔へご納骨することになりました。
お客様からは、ご先祖様のお骨を出来るだけ取り上げて欲しいとのご希望でした。当日は、お客様にも立ち会ってもらい終始工事を見届けていただきました。
しかし、代々墓の納骨堂に入っている焼骨はすぐに取り出せましたが、もう一か所の土葬で埋まっているお骨は、職人に出来るだけ頑張って掘ってもらいましたが出てきませんでした。
お客様がご納得していただくところまで掘り進め、お骨の代わりに一番深いところの土をお客様自身で取ってもらい、骨壺に納めてから供養塔へ納めました。
これで安心出来ると、喜んでいただけました。