こんにちは、滝野店の藤田です。
私が幼いころ、我が家では仏壇やお墓にお供えする花は祖母が用意しておりました。
ある時、サカキを買ってくるよう祖母に頼まれた父が、間違ってシキミを買ってきて、怒られていた記憶があります。(逆だったかもしれません)
仏花などを買いなれていない人が、サカキとシキミを買い間違えるというのは、あるあるだと思います。
祖母が他界し、今では母や私がお供えする花を買うようになりました。
ある時、叔母さんが良い事を教えてくれました。
「しゃしゃきにしたらええねん。しゃしゃきは神さんも仏さんもどっちもいけるんやで。」
これはいいこと聞いたと、我が家ではしゃしゃきがすっかりお気に入りになりました。
しゃしゃきは、サカキのように葉っぱが前を向いており、葉っぱにギザギザがあります。
サカキより葉っぱは小さいです。
ですが、ある時ふと「叔母さんはああ言っていたけど…本当かな???」と気になり、調べてみました。
しゃしゃきは、地方によって呼び名が異なり、ヒサカキ・シバ・ハナシバ…ほかにも色々あるようです。
仏壇や神棚の「仏教・神道の両方で使える葉」という事でした。
お墓のお供えにも使用できるそうです。
ホンサカキの少ない関東地方から北では、こちらをサカキと呼んで、主に神棚にお供えされるそうです。
なるほど…叔母さんの言ってた事は本当でした。疑ってごめんなさい。
普段、シキミやサカキをお供えされる方も、代用品として覚えておくと、便利かもしれませんね。