髙梨 剛
本店の髙梨です。
先日、あるご住職からの紹介で西脇市にご実家のある檀家様のお位牌の相談を受けて欲しいと依頼をいただきました。
この度、無住だったご実家を手放されることになり、多くのご先祖さまのお位牌を纏めたいとのことでした。
そして、先ではお寺の永代供養、位牌堂にお世話にならないと…とも仰られていました。
立派な造り付け仏壇には大きく金色に輝くお位牌が並んでいましたが、持って出ることは場所的に無理なために
「回出(くりだし)位牌」でお祀りするように決まりました。
手前に出している「中板」は墨で書く白木板もありますが、滲んだり書き手がなかったりするので
塗り板に彫る方法をお勧めします。
ご法事の時にはそのご先祖さまの札板を外に出してきて手を合わせます。
「私が祀れる最後までは続けていこうと思います。」と口にされていました。