本店の高橋です。
先週完成したこのお墓、敷地の三分の二ほどが張り石で墓石の部分だけが玉砂利となっています。
お客様から、「草が生えて困る 何か良い方法は?」との相談があります。
私どもの地域では、お墓の敷地全体をコンクリートや石で覆ってしまうのは嫌がられます。
土の部分が無いと仏さんの息が出来ない、と言われるのです。
都市部の霊園では当たり前のように全面石作りのお墓を建てて、全く草が生えないようにしています。
(敷地が狭い事がそうさせる要因でもあるようですが)
実はこの霊園の中に同じ設計のお墓があと2軒あります。
どれも私が担当したものです。
本体の墓石などは3軒とも違うのですが、周りの囲いの設計が同じです。
4年前に草対策のご要望を受けての施工が最初で、1年前に次、そして今年に3軒目。
皆さん、「あの感じでして欲しい」と爆売れ状態(ちょっと大げさか)
「墓」という漢字をよく見ると 草・日(陽)・人・土が集まって一つの漢字が成り立っています。
この4つの要素がそろってこそ「墓」であると、私は教わりました。
この設計で草の生える面積はかなり減りましたが、玉砂利の下は土です。
当然そこには草が生えてきます。
お家の方はお参りの度に草を引きながら、御先祖様と是非たくさんの会話をされて下さい。