こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
先日、贈答用線香でご来店がありました。
贈答用というと「御供」の形で利用することが多いと思いますが、今回は『結婚前にご先祖様へご挨拶に行くので』とのことでした。
ご先祖様への手土産にお線香を使うことがあります。というのも、仏様はお線香や抹香の「香り」を食べると言われています。
それを「香食(こうじき)」といい、仏様には「香り」は最も上等なお供え物となるからです。
また、お線香のサイズとしては、以前は長寸という長いお線香が好まれていました。
これには、「末永く宜しくお願いいたします」という意味もあるとか。
最近では、意味合いよりも実用性を考え短寸を選ばれる方が多いようです。
贈答用でも仏事用と慶事用では少し異なります。仏事では、色目を押さえた包装紙に白黒、白黄の熨斗紙をしますが、慶事用はとても華やかです。
箱も朱塗り箱があったり、黒塗り箱には鶴松の絵柄が付いているものもあります。
中の線香の包みも明るく鶴の絵が描かれています。
熨斗の上には、「御先祖様 御供」や「寿」などを書き、下には嫁ぐ方の下の名前を書きます。
最近では、結納や結婚式、お葬式と簡略化されつつありますが、家族の一員となる前のご挨拶、ご先祖様も喜ばれていると思います。
末永くお幸せに♥