森田 茂樹
前回は原石の石を大口径という大きな機械で切断しました。
次に、切削した石の上面の周囲を、「水垂れ」加工をします。これは、石が平だと雨水がたまり水アカがつきやすいことから、このような加工にしています。
さらに、この面をすべて磨いて台石は完成です。次に文字が彫刻してある仏石を再研磨します。削る厚みは1~2mmですので彫ってある文字には影響はありません。
これぐらい削ると水アカどはきれいに取れ、ピカピカの面がよみがえります。
こうして全ての石を再研磨することできれいなお墓がよみがります。
この石を実際に建てたのが下の写真です。お墓を再度建てる時には、地震に強い免震施工を行いました。これで安心です。
今回のお墓のリニューアルは石の磨き直しでしたが、本当に生まれ変わった様になりました。まさに、リボーンですね。
お父様が40年前に作られたお墓を息子さんがメンテナンスをされました。こんなお墓の継承も素晴らしいなと思いました。