yoshida
滝野店の吉田です。
先日、真鍮・銅磨き(サビキレー)をご購入いただきましたお客様より追加の注文が入りました。話しをお伺いしましたところ、「仏具の手入れではなく、鏡の手入れだ。」ということでした。「鏡ってなんだろう?」と思いながら、サビキレーの納品時に、鏡なる物を見せていただきました。
裏面の模様です。
表面の鏡です。
この鏡は、柄鏡(えかがみ)というもので、室町時代後期より作られるようになったそうです。作者は、藤原光長という鏡師(1709~1862年まで襲名された鏡師)ですので、江戸時代中期~後期にかけての作品のようです。江戸時代には、婚礼道具の一つとされていたらしく、この柄鏡も、中央に家紋があり、周囲には、松・竹・梅が鋳表されています。
磨くのは、大変ですが頑張ってくださいね。
家の歴史ですので大切にして下さい。