こんにちは、篠山店の上山です。
先日、あるお客様から「お墓の石はに欠けるものですか?」「欠けた所から水が浸み込んでしまわないですか?」とご質問がありました。
詳しくお話を伺うと、「お盆にお墓の正面文字(〇〇家之墓)の汚れを歯ブラシで掃除していたら、文字の細い所が少し欠けてしまった。
硬い石がプラスチック製の歯ブラシが当たった位で欠けるのですか?石に問題が有るのですか?」と言う事で、墓地へ行って状況確認したところ、実際に何処が欠けているのか分かりません。
その場から電話して聞いてみると、『墓』という字の下の部分の土の右の所の細い部分の先がほんの少しだけと言うことでした。
5年前に建立して頂いた時にも、お墓のお手入れについて正面文字の彫刻部分、特に細い部分は欠ける事があるので掃除されないほうが良いと説明しておりましたが、最近汚れが気になって歯ブラシで擦られた様です。
欠けた部分も言われないと判らない位で、お客様にも再度、正面文字のお手入れの注意点をお話して了解して頂きました。
弊社では、墓石の正面文字に基本的には色を入れません。彫刻文字の深さ(文字幅の1.5倍)で影が出来て文字が浮び上がります。
また、彫刻部分の凹の部分にも自然な汚れが付いて味わいが出てきます。
私はお客様にはその様に説明しております。
お墓のお手入れでは、特に正面文字の所の汚れが気になるかと思いますが、どうしても掃除される場合は細い部分は特に注意してください。