yoshidumi
こんにちは、本店の義積です。
ブログでたびたびご紹介している「そうじの力」ですが、整理をしていると、懐かしいものがたくさん出てきました。その中で山南町にある「さんなん仁王像」の図面が出ていました。
さんなん仁王像は、国道175号線沿いの(であい公園)入口の「吽(うん)像」は山南ライオンズクラブが創立30周年記念事業として、1997年に建立されました。この像は山南町岩屋・石龕寺(せきがんじ)様に鎮座する仁王像(重要文化財)の実物大の大きさです。仁王像は「阿吽(あうん)」の二体で一対となり、道の駅側にあるブロンズ像が「阿像」で、この時建立されたのが「吽像」です。「阿」は出る息、「吽」は入る息の意味で「阿吽の呼吸」とは一つの事をする時微妙な調子が木霊することにより、成就するを意味し、相撲の立ち上がらんとする、あの気合に満ちた姿などを言います。
像の石は中国福建省で産出するみかげ石を使い、台石は生野川の石、立て石は神崎川の石、碑文は福島の黒御影石を使いました。彫刻に要した日は、5人で100日、延べ500人を要しました。高さ3.8mの仁王像は大変な大きさで、何をするのにも苦労したそうです。建立してもう20年。昔と変わらない姿で皆さんの姿を見つめています。
当時の検品作業
50トンレッカーでの 据え付け作業
仁王像は山南町から西脇に向かって国道を通る時には右手に見えます。また、文中に書きました石龕寺は、紅葉がたくさんあるお寺です。これからのシーズンに訪れるのも良いですね。