終活の話を聞いて思ったこと①

2018年03月25日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日、ある集まりで金子稚子(かねこわかこ)さんの講演を聞く機会がありました。
金子稚子さんは、2012年にお亡くなりになったジャーナリストの金子哲雄さんの奥様です。元々編集のお仕事をされていて、ご主人の最後の著書も編集をされています。現在はライフ・ターミナル・ネットワークという会社の代表をされています。
その話題になったのが「僕の死に方」という本です。
僕の死に方.jpg
私も発売されてすぐに購入して読んだ記憶がありました。その時の読後感は、亡くなる最後の最後までを克明に書き残されたとても貴重な本だなあという印象でした。
今回は、その奥様の話を聞くということなので、再度、予習のつもりでこの本を読み返してみました。すると不思議なもので、1回目は金子哲雄さんを中心にして読んでいたので気が付かなかった部分が、2回目に奥さんを中心に読んでみると浮かび上がってきました。そして当日の講演を聞きました。
内容はとても鋭い語り口調で、このエンディングという業界の事を捉えられていました。当たり前のことですが、人には多くの物語があり、その流れの中にお葬式やお墓もあるのですが、私たち業者はなぜかそんなことを忘れてしまっているように思い大変反省しました。
また、お墓の魅力とは、
①遺族の思いが込められていること
②お客さまにとって「的」であること
③固有のものであること
とお話されました。
「的」というと難しいですが、ルールではなく人によって使い方はそれぞれだが、お客さまにとっていいものにして差し上げるということです。
私たちはどのようなお墓づくりをお手伝いできるのかを考えさせられたお話でした。
つづく

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

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