滝野店の福島です。
前回のブログで「卒塔婆」についてご案内させていただきましたが、今回はよくご相談いただく「卒塔婆」の処分について書かせていただきます。
追善供養の際に大切な役割を果たしてくれる「卒塔婆」ですが、墓石とは違い永遠に残るものではありません。
次の法事のタイミングで取り替えられたり、古くなって処分される場合もあります。
「卒塔婆」とは、本来7回忌や13回忌といった法要のために建てられます。
塔婆の功徳は1日のみとされており、法要が済めばその役割を終えます。
その考えから法事を終えた段階で処分するというのが本来のあり方です。
ですが、実際には次の日に処分されるというのはごく稀だと思いますし、多くの方が次回の法要まで残されたままにされていると思います。
この時期、お墓参りに行かれる方が多いと思いますので一度ご確認なさって下さい。
古くなって朽ちてきた卒塔婆をいつまでも放置するわけにはいきません。
そのままにしておくと風に飛ばされたりする事態も予想されます。
見た目にも痛んできて「色あせてきたな」と思われたら、きちんと処分されることをお勧めします。
卒塔婆の処分方法には色々な考えがあると思いますが、仏様に関わるものですので粗末に扱うわけにもいきません。
お寺様に頼まれて「お焚きあげ」してもらうという方もおられますし、お寺様の負担にならないようにご自分達で処分すると仰られる方もおられます。
自分達で処分するとなると、ゴミとして出すことになります。
「そんなことをして大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、たとえ処分されるにしても大切に供養したというお気持ちはしっかり残されていると思います。
お寺様や地域によって様々なお考えや処分の方法があると思いますので、そちらにご相談なさってから判断なさるのが良いと思います。