永代供養と永代使用

2018年05月12日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
今日は「永代供養」と「永代使用」の違いについてお話いたします。
永代供養と永代使用とは
永代供養とは、お墓や納骨堂など、後を守る家族がいない場合にお寺様にお願いし、供養してもらうことをいいます。お墓に限らず、お位牌などもお寺で永代供養していただきます。
永代使用とは、墓地の使用について主に使われる言葉です。永代使用とは、あとを守る家族や親族がいる限り、永代にわたって墓地を使用することを言います。
色んな宣伝を見ると・・・
テレビなどで伝えられる情報は、不正確だとは思いませんが、解釈によっては勘違いされるケースもあるのだろうなということが多々あります。
例えば、永代供養を安いお墓の代わりになるものとご理解されている方も少なからずおられるようです。先に書きましたように、「後を守る家族がいない場合に」が重要です。同じ所に住んでいなくても、家族でいればいくつかの選択肢があります。
どんな選択肢があるのだろう
よくある話が、
「息子が遠方に住んでいるので永代供養墓にしようかなあ」
「娘ばかりなので永代供養にしようと思う」
こんな理由で永代供養を検討されるケースがあります。
実際に遠方に住んでおられる場合でも、地元のお墓は守られることが大半ですが、生活拠点が完全に別のところへ移ってしまっている場合には、以下の方法があります。
1.お墓の引越し・・・地方では墓地代の比較的安価なため、この方法が多いです。
2.近くの納骨堂・・・都心部では墓地代が高額なことが多く、この選択肢もあります。
3.新たにお墓を建てる・・・地元のお墓は閉眼供養して墓じまいする。
娘ばかりというケースではどうでしょうか。
1.娘さんがそのままお墓を守る・・・もちろん継承可能です。
2.両家墓・・・姓が変わった方も使える方法です
まとめ
こうして見ると、案外、永代供養までには色んな選択肢があるということが分かります。実際に娘さんや、お孫さんが継承されることもあります。お孫さんに家を継いでもらったら、お爺ちゃんお祖母ちゃんにとってこんなに嬉しいことはないでしょう。
今回は永代供養についてご説明しました。「子供に迷惑をかけたくない」と聞くこともありますが、ぜひ、あとを守るご家族さまで話し合ってみてください。永代供養としてしまうと、それで終ってしまいます。結果を急がずにじっくりとお考え下さい。

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