髙橋 圭司
この写真は皆さんもよく見慣れたタイプのお墓です。私どもが今一番多くお手伝いさせて頂いています。右の墓石が代々墓、左の板が霊標(戒名板)といいます。
墓石には納骨室があり、ご家族皆さんのお骨が入れられるようになっており、霊標にはやはり皆さんの戒名が刻めるようになっています。この形式にすると今後新たに墓石を建てる必要はありません。
霊標に戒名を刻むだけで大丈夫です。お墓のスペースにも限りがありますので、多くの方がこのタイプをお選びになられます。
一方この写真は昔からよくある伝統的なタイプです。ご夫婦毎に墓石を1本建てるのです。おのずと墓石の数はどんどん増えていきます。
こちらのお家は代々墓と霊標のタイプではなく、こちらをお選びになられました。ほかにも同じ形式でのお手伝いがありますのでご覧下さい。
こうやって見ると伝統的な夫婦墓を建てるケースがまだまだ多い事に気付きます。費用やスペースのことを考えると代々墓+霊標のほうが合理的かとは思います。
お墓という特別な物を建てるご家族の想いには理屈では計り知れない大きな何かが存在するのだと改めて感じました。